どーなってるの?
講師の頭の中blog
今度は大山山頂に行ってきました⛰
2023/05/23

Yeah Man!
前回のブログで受験と登山が似てるって話の題材に、
大山に登ってきましたって記事を書きました。
今回、約1ヶ月ぶりに、今度は大山の山頂まで行ってきました。
とはいえ、今度は前回歩いて登った下社まではケーブルカーで登り、
そこから山頂まで行って降りてくるという行程。
前回との違いと言えば、多少ゴールまでの距離が伸び、勾配が急になること。
そして、今度は山頂から自分の足で降りて来なければならないということです。
もちろん、そのあと下社から麓まではケーブルカー笑。
まあまあ、小1連れってことなので、
多少ゆるい行程だとしても、とにかく頂を踏むことが目標です。
9時前、麓から見上げると、山頂が綺麗に雲に隠れてます。
にもかかわらず、駐車場はすでに満車スレスレ。
上りのケーブルカーを待っていると、気づけば後ろはすごい列。
これまで下社まで歩いて登ることが常だったので、上りのケーブルカーは初めて。
車中のアナウンスも下りのそれとは違います。
「本日は大山にようこそ。大山は別名 雨降山(あふりやま)とも呼ばれます。
これから向かいます大山阿夫利(あふり)神社はその大山に祀られた神社です。
創建は2200年以上前、(伝)崇神天皇の頃と伝えられています…」
はいはいなるほど、さっきも山頂は雲に覆われてたもんね〜。
ふ〜ん、2200年前ね〜、って2200年前??き、紀元前??
それって日本史Bの内容で一番最初に史書で確認できる『漢書地理史』に出てくる
「夫(それ)楽浪(らくろう)海中に倭人有(わじんあり)。
分れて百余国と為(な)る。歳時を以って来たり献見すと云ふ。」(受験生丸暗記必須)
の紀元前1世紀頃より昔じゃん!卑弥呼様より昔って、やばっ!!
と、受験知識でビビる塾講師あるあるで一人震えました。
まあ、創建の真偽は学者目線で言えば色々あるでしょうけど、ともかくすごい。
勉強をやる意味の一つに世界の見え方が変わるっていうのがあります。
何気ない景色や現象が知識というフィルターを通すことによって、
見え方や感動が変わって来るということです。
先日、中3が京都・奈良に修学旅行に行っていました。
あれも、大人になって知識を得てから行く京都・奈良は見え方や見所が変わります。
ぜひ、生徒たちには知識を深めてからもう一度訪れてほしいです。
とは言え、この楽しみがあるから勉強頑張れというのは、
今まさに知識を深めている当事者である生徒たちにはなかなか響きません。
大人になると勉強する意味がたくさん見えてくるんですけど、
それはあくまで大人の論理。
自分もそうだったように、
意味を感じない年代の子たちに頑張るきっかけを作ってあげないといけません。
そうそう大山阿夫利神社上社まで登山はといえば、行程は終始 雲(霧)の中笑。
まあ、雨は落ちず、暑すぎもせず、小1も文句も言わず山頂を踏み降りて来られたので、
これはこれで良しとするか。
無理やり納得できるのも雨降山という別名を聞いたからかも知れません。