どーなってるの?
講師の頭の中blog
Roots
2022/09/29

どうもこんにちは、堀金です。
私は月曜にお休みをいただいているのですが
九月最終の(日)(月)を利用して、福島県は南会津郡只見町、というところに行ってきました。
実の父の生まれ故郷なんです。
目的は、その父の墓参り。
葬儀を行ったのが令和2年の1月なので…丸2年以上、墓参りに行けませんでした。
まぁ、コロナの影響で仕方なく、なのでどうしようもなかったんですけども。
豪雪地帯で、冬には建物の二階から外に出るような山奥の集落なんですが
自分自身が足を運ぶのは…たぶん、30年ぶりぐらいでした。
(記憶があまり定かではないのだけど、小学校低学年くらいまでしか行ってなかったはず。)
当時過ごした祖母の家に着いた瞬間、記憶が鮮やかに蘇りました。
ちょうど中3に魯迅の「故郷」を教えていたので、自分自身に似た体験が起こるとは、と驚きました。
魚をとったり、泳いだりした川。
家の裏でアヒルを飼っていて、大きな卵をとって大きな目玉焼きを作ってくれました。
小学2年生のときの自由研究でつくった昆虫の標本を作った縁側。
梅干しをつけておくケースで、モルモットくらいの大きさのウシガエルを飼ったこともあったっけ。
いずれも当時の面影を残すのみで、時の流れを感じさせる様子でしたが…
父はあまり…いえ、尊敬できる人物ではありませんでした。
人を、他者を悪くいう行為は浅ましく、己の価値を下げる行為だと認識のある私をして、こう言わしめる父です。
「困ったお父さんだな」と色んな方面から言われて育ちました。
私自身、そう思って大人になっていきました。
でも、今回、父の生家に行ってきてよかった。
心の底からそう思えます。
蘇った記憶の中には、父と豊かな自然の中で遊んだものもありました。
父を、嫌いになる前の自分の気持ちを、思い出すことができた気がします。
色んな方に嫌われ、疎まれたであろう父を迎え入れてくれる人たちがいる。
そんな、暖かな場所で安らかに眠っている。
その事実を知ることができた。
気づいたら、随分と救われている自分がいました。
親を嫌う、ってのは自分のルーツを嫌う行動ですからね。
考えてみればシンドイに決まっている。
自分はあの人とは違う、と思っていても
遺伝ってのは凄まじいものだなぁ、と
年を経るごとに痛感する場面が多い。
あんなに嫌いだったあの人の嫌いな部分を自分の中に見つけた時なんか、特にw
でも、そういう自分を含めて肯定してあげられたように思います。
また行こうと思います。
今度は、妻と娘も連れて。
画像は大量のお米、野菜と共にお土産に持たされた「家の前に元気に伸びてた秋桜」
「花屋で買ったら1本¥350とかするよ!」って言ったら「根っこごともってげ」とw
大味だよねw
(帰路の渋滞で八割枯れてしまったことは、先方には内緒にしようと思います。)
さて、もうすぐ授業だ。
目の周りの赤みを引かせないと困るので、この辺で筆をおこうと思います。
また次の堀金のターンでw