どーなってるの?
講師の頭の中blog
星に願いを 良き人に幸を
2022/07/07

こんばんは、堀金です。
今夜は七夕でしたね。
去年から思いつきで始めて、今年もやりました。
生徒や先生に声をかけて、短冊に願い事を書いてもらい、それを吊るします。
細身の笹なので、短冊の重みでかなりたわんでますw
短冊に願いを書いてもらうときに、うるさいことを言わないように気をつけてます。
やれ「プレステ5が欲しい」とか「推しのCDが欲しい」とか
即物的な願いとでもいいましょうか。
強欲は身を滅ぼすからよくないぞ、慎ましくあるべき…!
というのは日本人の美徳なんですかね?
僕は、それがその人の望みであるなら、それでいいんじゃないかと思う人です。
願いに、美しいも醜いもないというか…
誰かの願いを否定する権利なんて僕には無い気がします。
(無論、誰かに嫌な思いをさせるのはダメですけどね。)
「生徒には美しい願いを抱いて欲しい」なんて、それこそエゴだなぁ、なんてw
そんなこと言いながら、しっかり美しい願いには感動してますけどねw
「先輩と一緒に部活の大会でベスト4勝てますように」とか
「お兄ちゃんの大学受験がうまくいきますように」って願う中1妹とか
なんていいやつなんだ…!と嬉しくなるのは間違い無いです。
さて、丁度中2の生徒に文法を教えていたのですが
自動詞・他動詞というものをご存知でしょうか。
「〜は」「〜が」に続くのが自動詞 →火が消える、窓が割れる、枝が折れる
「〜を」「〜に」に続くのが他動詞 →火を消す、窓を割る、枝を折る
生徒諸君が短冊に託した願いは、どっちだったのかな、なんて
ふと思いました。
人に迷惑さえかけなければ、という条件付きですが
基本、どんな願いだって抱くのは自由だろうと思います。
ですがその願いは「叶う」ものなのか「叶える」ものなのか。
そこは、なんというか思いを馳せて欲しいな、と。
「第一志望合格!」
いい願いだと思います。
しかし、あなたをそこへ連れて行くのは、貴方自身の努力でしかない。
「叶う」ものというより、「叶える」ものとしていて…ほしいな、と。
これも僕のエゴといってしまえばそれまでなのかもしれませんけどw
大半の願いが叶うために必要なのは、「熱」だと思います。
達成するのは、きっと簡単なことではないでしょう。
でも、実は、可能性というのはそうすることで拓けてくるのだと
もう少し知って欲しい人は多い。
若い身空で「願わなければ絶望することもない」みたいな生き方、しないでほしい。
一人の力で願いを実現するのは簡単ではないです。
誰かの助けがあるから、成し得ることも多い。
でもその誰かからの助力、協力、支援というのも
誰かが強く願う気持ちに触れて
それを見た周囲の人間が「叶えてあげたい」「手伝ってあげたい」
そういう風に思って…「熱」に絆されて、願いが実現していくのだと思います。
僕の仕事は、そうして誰かの願いを応援する仕事だと。
だからかもしれないんですけど
「実は本人が心の底から願ってない場合」はしんどいですねw
願いを叶えるためにはそれ相応の対価といいますか…
差し出さなければいけないものもあります。
受験でいうなら、努力しないといけない、みたいな。
まぁ、誘惑に負けそうになってしまう気持ちはわからなくはないんですけどね?
そういうときは周囲は応援していても、本人が動かないので叶わないことがほとんど。
叶ったかもしれない願いが叶わないのは、辛いです。
…しかしまぁ、これもひとえに塾講師である僕の願いにすぎないのかもしれませんね。
みなさんの願いが、叶うことを祈りつつ
そろそろ終えようと思います。
また次回、よろしくお願いします。