どーなってるの?
講師の頭の中blog
大事なものがどうして大事になるのか
2022/03/07

それは、大事にしようとし続けたから。
どうもこんばんは、堀金です。
ブログのタイミング、いつも遅くなってしまって申し訳ありません。
今日は結論を文章の頭と末尾両方で出す、双括式の文章でお送りします。
突然ですが、僕はスポーツ観戦を好んでしない人間です。
お好きな方は、ごめんなさい。
でも、「僕はしない」んです。
自分がそんなにスポーツしてこなかったからかもしれません。
中学生まで、授業のサッカーとかは結構苦痛でしたw
(こう書くとすんごい陰キャっぽいですねw)
だから高校時代とか、周りの友人がW杯とかで盛り上がってたときの温度差は印象的でした。
学校行事は大好きな学生でした。
中学時代の合唱コンクール…20年以上経った今でも、歌える気がします。
パートリーダーやってたからかなぁ。
「My way」っていう曲なんですけど
英語の曲なんですよ。
And now, the end is near and so I face the final curtain…だったかな。
今思うと確実に担任が選曲で優勝を獲りにいってますな、これはw
それにしても前途有望な中学3年生に今際の際の心情を歌わせようとするなっていう…w
歌が好きなのもこういうことがあったからなのか。
そんなインドア系まっしぐらで真面目が服着てた純朴少年がですね
高校で、応援団長に憧れてしまうわけです。
3年次には、団長に立候補してしまうほどに。
応援団長っていったら結構、あれでしょ?
爽やかアグレッシブ最前線だよ?(何)
だから、「やりたい」vs「やっていいのか」脳内での葛藤がすごかった。
何年経っても覚えています。
なんていうか、陽キャof 陽キャがやるんですよ、応援団長なんてのは。
カリスマ性のかけらもない自分が団長やる、って立候補したときの周囲の反応は「意外」でしかなかった。
認められなければそれまでか、と思ったけど…僕の願いは否定されませんでした。
結果、僕は20年近く経っても、自分という人間を考えるときにいつだってそこがターニングポイントだったと思い至るようになった。
「やりたい」気持ちを大事にしたからだろうと思う。
逆に…やらされていたことは
自分でもびっくりするぐらい、記憶に残っていない。
都合がいい頭をしているだけなのかもしれないけどw
さて、今回の画像はきたる3/24(木)に実施いたします、今年度卒業式のポスターです。
まだまだ感染状況が高止まりとなっているので、密を避けるため修了生・卒業生のみの参加とさせていただきます。
毎年、構成に頭を悩ませますが、僕はこのイベントをとっても大切にしています。
塾講師の本業は勉強を教えることです。
その本業を行いつつ、伝えたい何かがある人が聡明舎で先生をやっています。
卒業式は伝えたい何かを伝えることのできる、最後の機会になるんです。
そりゃ、本気で準備します。
通常業務に加えて、ネタ探しとか、衣装作りとか、動画編集とか
(少し昔はほとんど一人でやってたんですが、今はいろんな先生が手伝ってくださいます。)
主役である高3卒業生、中3修了生にはぜひ楽しんでいただきたい。
でも、実はこの卒業イベント
受け取る人によっては【エゴ】に過ぎない。
僕ら講師陣がどんな想いで作り上げようと
苦労して記念品を、演目動画を上映しようと
「受験のために必要だったから通っていただけ」という人には、有難迷惑も甚だしいものとなる。
(そこまで言わないにしても「参加したい催し」ではない。)
もうちょっと若い時はね
当日欠席で卒業証書も、記念のDVDも受け取ってくれない生徒がいることに対して
自分らがこれだけ準備したのに、って寂しい感情を覚えることもあったんですが
今は違います。
楽しみにしてくれる人が少しでもいるなら御の字だ。
そしてその人たちはきっと、聡明舎を単なる塾以上の存在としてみてくれている人たちなわけで。
そうでない人が存在することを悲しむなんてのは…あれですね、神にでもなったつもりか、というかなんというかw
自由でいいはずなんですよね。
僕がスポーツ観戦やW杯で盛り上がれないように
僕以外の男子のほとんどが合唱コンクールで大して熱心に練習しなかったように
学校行事に熱くなる必要性を感じない人だっているように
…そして、ここまで多様性を尊重した上で言わせていただきたい。
無理強いは、しない。
それでもなお、高らかに言いたい。
なんでも本気でやってみるといいよ、って。
将来なにかの役に立つか、とか
資格が取れる、ってのももちろん素敵だけどさ
自分がやりたいと思って本気で取り組んだものは
比喩ぬきに、自分の血肉になる。
そして、なんていうか【拓ける】ように思う。
道だったり、可能性みたいなものが。
準備をサボり続けた文化祭にワクワクはしないし
練習に一度もでなかった幽霊部員は引退セレモニーに顔を出さない
感動は、手間暇かけた先にしかないんだと思ってます。
インスタントは、手軽だけど味気ないと思うよ。
中3修了生は高校生活で
高3卒業生は進む先でそれぞれ
どうか、【この経験があるからこそ自分なんだ】って言えるくらいの
そんな充実した日々を送ってほしい。
大事なものを大事にして、大事なものの多い人生を。
あ、3/24
卒業生、修了生はぜひおたのしみに。
堀金でした。