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どう思う?と聞かれた時に
2021/10/03

「私は〜〜だと思う。なぜなら…だから。」
こう、きちんと意見を表明できる人になりたい。
そして、僕が教える生徒にも、そうなってほしい。
(叶うのであれば、そうすることで周囲の幸福をも作り出せる域まで、ね。)
こんにちは、堀金です。
冒頭の画像は少し前に本校のトイレに貼るポスターを自作するため、ネット検索したスクリーンショット。
いわゆる、「座りションのススメ」です。
このポスター、どう思いますか?
この「どう思いますか?」というのはなかなか答えが難しい質問ですよね。
具体的に、どの部分について答えるべきなのかを答える側に委ねているといいますか。
また、着目した部分が同じであっても
それを肯定的に捉えるか、否定的に捉えるかまでもが自由なわけです。
人の数だけ答えがある問い、などと言ったら大袈裟でしょうかw
社会通年的な模範解答は存在するんですけどね。
道徳の授業がやりたいわけでは、決してないです。
(最終的には道徳的だ、と思われるかもしれませんけども。)
ポスターを作成して貼ったあと、それを見たであろう生徒にも同じ質問をしました。
すると出てくる出てくる、奔放な考えがw
曰く、「僕はずっと座りションですがモテません」
曰く、「モテることと座りションには関係がない」
曰く、「掃除する人が大変なのが嫌だからこういうのを貼るんでしょ」
どの意見も、「どう思う?」と尋ねられた際の答えとしては適格なものです。
ポスターを見て、感じたことを、自由に語っていいのが「どう思う?」という問いです。
もっと「わからない」と答える人が大多数なんじゃないかと思っていました。
嬉しい誤算でしたw
「わからない」と言う人の中には、本当にどう答えていいか、わからない人もいるでしょう。
ですが、大半は(これは堀金の主観による邪推ですが)下手なこと言って立場を悪くするのを嫌ってるんだろうな、と。
何かしらの正解があるはずだ、という前提に立っていて…
何を求められているか、皆目検討がつかない場合に。
「沈黙は金タイプ」とでもいえばいいんですかね。
実は僕は、そういうの気にしないで好き勝手に思いを口にする方が、子供にとってはいいと思っています。
(まぁ、口をつぐむ人はかつての経験が影響して、そのようなスタンスを取るようになったのだと思うのですけども。)
それでぶつかるならぶつかって、上手に成長していってほしい。
もちろん、誰かが期待した正解に寄せて発言する能力も、まぁ大事ではありますが…
そこばっか伸ばそうとしてコミュニケーションが不足しているのが、日本人の大半な気はしていましてw
ある程度の意見を生徒から頂戴したあとは、僕の所感を言わせてもらいました。
「デキる男は座りション」「モテる男は座りション」
これらはある程度、信憑性のある標語である、と。
あくまで個人的な意見ではありますけど!
そうですね、理由を語るのであれば
僕は「デキる」「モテる」という言葉を総じて
「人と関係性を築くのが上手である性質」と捉えます。
人と関係性を上手に築く上で、「独りよがり」であるのは非常に好ましくない。
例えば、「床が汚れるからこういう使用法でトイレを使って欲しい」と要求されたときに
面倒なのは確かでしょう。
習慣を曲げることに抵抗を感じるのも確かでしょう。
ですが「まぁ、それで誰かが助かるなら」と
協力を惜しまないタイプの人は
僕は、円滑な人間関係を築くことができる人物であると考えます。
つまり、
座りションをする人が全員モテるわけではないけど
座りションを要求されたときに快く協力する優しさ、度量を持ち合わせている人はモテる人である可能性が高い。
ってことだと思ってます。
それでも頑なに嫌だ!と言う人はそれでもいいんじゃないですかねw
知らんけど、ってやつですw
100%、それで幸せな人間関係が築けなくなるかどうか、なんて僕にはわかりませんし。
…嫌な思い、したことないのかなぁ、と不思議には思いますけどね。
学校のトイレとか。
汚れてたら「うわ、最悪」ってなりますよね。
(あれだって用務員さんとかが掃除してくださってるわけですよね。)
トイレットペーパーが切れていて、ストックすらなくなっていたときの絶望感とか。
多くは「誰がこんなことを」なんて言うふうに
犯人探しも、暴き出されることもないプライベートな空間で起こる出来事ですが
少しの手間を惜しまなければ、不幸になる人は生まれないんじゃないのかな、と。
(っていうか自分の家でそういう不義理なことやったら怒られるでしょ?)
まぁ、あくまで個人的な意見です。
個人的な意見ですが!
持っていて損はしない考え方だとは思っています。
(あまり全てのことに当て嵌めすぎて、過剰な自己犠牲をよしとするのは本意ではありませんが^^;)
みなさんは、どう思いますか?w
さて、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。