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進化論
2021/09/12

バンクシア(Banksia)という植物をご存知ですか?
(*添付の絵はバンクシアとは関係ありません..)
僕は最近知りました...。
円筒状のブラシを立てたような形をしたこの植物は、
オーストリアでは庭木にも使われるほど、ほぼ全域に自生しています。
実はこの植物、森林火災を利用してタネを周りへ広げる植物です。
オーストラリアといえば、コアラ。
コアラといえば、ユーカリ。
ユーカリは引火性の物質を含み、高温と乾燥が重なると自然発火します。
だからオーストラリアでは年に一回に近い頻度で森林火災が起きます。
バンクシアはその森林火災を使って種を残すように進化した植物です。
森林火災後であれば、日差しを防ぐ高い木もなけば、動物も、菌もいません。
さらに土壌も焼畑農法のように栄養を含んだ状態です。
バンクシアの種は森林火災がなければ何年も発芽能力が衰えない果実のまま待ち続けます。
オーストラリア独自の自然環境がバンクシアの特性を生み出したということですね。
日本では考えられないことです...。
このように動植物は長い年月をかけて周りの環境に順応しようと進化します。
その進化は日に少し、年に少しと進化を続け、長~い年月をかけて全く別の新しい種となる。
でも、人間は違いますね。
学ぶこと、気づくことで、
昨日できなかったことを、今日できるようにすることができます。
昨日までとは全く別の行動、思考を一日で行い、身に付けることができる。
つまり、一日で進化を遂げることができます。
ある人が別人のように進化するのを見て、周りも刺激を受け瞬間的に進化します。
聡明舎はまさに進化に特化した環境です。
僕は長年、聡明舎で多くの人が一瞬にして進化する瞬間に立ち会ってきました。
いよいよ、来週から定期試験です。
聡明舎独自の振り返りシートを通じて、
これまでがどうであれ、
良いものはそのままに、変えたいことだけ変えて進化していく。
今回もまた、生徒・講師関係なく
たくさんの進化に触れることができそうです。
今から楽しみです!