ブログblog
きいろはみーぎー
2021/07/04

3才になったばかりの娘が靴を履くときにこう言いました。
「きいろはみーぎー」
このメーカーの靴は、左右で中敷きの色が異なります。
左足が青で、右足が黄色となっています。
履いてしまえば中敷きは見えませんので、左右で色が変わっていても問題はありませんが、
はじめは「なんで中敷きの色が違うんだろう?」と思っていました。
当然左右で中敷きの色が異なるのは、
小さい子供が左右を判別できるようにしているのでしょう。
しかし左右の中敷きの色が違っていても、娘は左右をよく間違えます。
そもそも揃えて置いてあるのだから、そのまま履けばいいのに
だいたい2回に一回くらい間違えます。
まさに確率通りです。
失敗した上で、やり直すことも必要な経験だろうと思うので、
僕はいつも正しく履けるように誘導するのでは無く、
実際にやらせてみて、それで左右逆に履こうとした段階で指摘するようにしていました。
ところがその日は違いました。
娘の「左右あてずっぽうチャレンジ」を見守っていたところ、
「きいろはみーぎー」と言いながら、左右正しく靴を履いたんです。
お、また一つ成長したな!と嬉しく思ったのですが、
そこで僕はハッと気がつきました。
なるほど・・・うまい!
これはきっとこのメーカーの戦略なのでしょう。
もちろん子供が左右を判断できるようにというのが元々の理由だとは思いますが、
左右を正しく中敷きの色で判断できるようになった子供は、
新しい靴を選ぶときにも同じメーカーの靴を欲しがることが簡単に想像できます。
なるほど、うまい戦略だなぁ…と勝手に感心してしまいました。
同時に、購入する時にそこに気がつかなかった事を少々悔しく思いました。
もともとこのメーカーの子供靴は、使い勝手がいいわりにお値段も手頃なので
これまでも何足か購入していたのですが、
今後もまたこのメーカーを選ぶ理由が一つ増えました。