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横浜そごうと米袋のお話
2020/08/28

こんにちは、宮川です。
先日横浜駅のあたりに用事があり、車で行くことになりました。
車で横浜駅に行くときに問題になるのが駐車料金です。
横浜駅周辺の駐車料金の相場は1時間600円程度。
土地の価格を考えたら仕方が無いことなのでしょうが、やっぱり「高い!」って思っちゃいます。
そんなときに利用しているのが東口にある横浜そごうの駐車場。
ここは平日限定ですが、「2,000円以上のお買い物で3時間無料」なんです。
3時間分の駐車料金ということは1,800円ですから、
なんと2,000円使えば1,800円分がタダになる!
実質9割引でお買い物ができるということで、よく利用をしています。
この日もそごうの駐車場に車を停めました。
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用事を済ませてそごうに戻ると、車を停めてから2時間20分ほど経過していました。
さぁ、ここから駐車場代を無料にするためには
「40分以内で2,000円以上の買い物をする」
というミッションをクリアする必要があります。
皆さんであれば何を買いますか?
そごうは7階にロフトや紀伊國屋書店、無印良品などもあるため買い物には事欠きません。
しかし「40分以内に買い物を終え、車を出庫する」という制限を考えると、
この7階で商品を選ぶのはなかなか難しい。
そう判断して、地下2階の食品街に進みます。
ここは自分にとってまさにパラダイス。
美味しそうなものが、これでもか!っていうくらい並んでいます。
ねんりん屋のバームクーヘンやマーロウのプリン、ほか数多くのスイーツ類。
崎陽軒のシウマイも捨てがたいですし、割引シールが貼られ始めたお総菜類もそそられます。
あと個人的には丸越という漬け物屋さんのキムチも魅力的。
いい値段するんですけど、すっごく美味しくて昔から大好きなんです。
そんな魅力的なものが沢山あるんですけど、やっぱりどれも「贅沢品」なんです。
あくまで1,800円の駐車料金をケチるために贅沢品を買うのはやはり気が引けます。
できればやっぱり「どっちにしろ買わなきゃいけないもの」で2,000円を使いたい。
しかしあれこれ選んでいる時間は無い。
こうして考えている間にも時間はどんどん過ぎていきます。
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いろいろ悩んだあげく、最終的に下した結論は「米」でした。
お米なら絶対に消費するから無駄遣いではありません。
お値段もちょうど狙った金額に近くて良い感じ。
あれこれ悩んでいたせいで、出庫までに残された時間は15分ほど。
お米の袋を抱え、急いでレジに向かいます
そしてレジでお会計をしたその時、こう聞かれたんです。
「袋はいりますか?」
そうだった!袋が有料になったんだった!
しかし買ったものはお米が1袋だけ。
しかも車で来たので駐車場まで運べばあとは持ち運ぶ必要もありません。
スマートに袋は必要ないことを告げ、駐車券の処理を終えてお店を出ます。
お米の袋を肩にかつぎ、駐車場の連絡通路がある2階まで
エスカレーターに乗って向かいます。
ここで気がつきました。
ここは近所のスーパーではなく、大都会横浜のど真ん中であることを。
駐車場に向かうには、そごうの2階を通る必要があるのですが、
まさにこの2階がハイブランドのお店だらけ。
エルメス、グッチ、ヴィトン、シャネル、プラダ、カルティエ…
自分には全く縁の無い、名前しか知らない高級ブランドの数々。
そんなショップの建ち並ぶフロアにいる人たちは、やっぱりハイソでモダンでおっさーれな方々。
その人たちの中を、むき出しの米袋を肩に乗せて歩く自分。
まさに場違いも良いところで、「マジか・・・」と思いながら駐車場に向かいました。
幸いなことに車を停めてから3時間になる前に駐車場の精算が終わり、
見事、「無駄遣いをせずに駐車料金をタダにする」というミッションをクリアしました。
たかだか5円の袋をケチったせいで生じた「ちょっとした恥ずかしさ」です。
袋買った方が良かったのかな・・・とも一瞬考えましたが、やはり結論はNO!
5円がもったいないというよりも、「払わなくてもよいお金」を無駄にすることがやっぱり嫌なんです。
金額じゃなくて、「無駄にした自分」が許せないんですね。
きっと分かってもらえる感覚なんじゃないかと思います。
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聡明舎では定期試験が近づいてきて、みんな頑張って勉強しています。
テストで「つまらないミス」をして1点を落とすこと、よくありますよね。
1点の差…確かに点数だけ見れば小さな差かもしれません。
でもその1点の差が、もし
「ちょっと注意をしていれば防げた1点」
「知識はあったのに、勘違いで落とした1点」
「ちゃんと問題を読まなかったせいで落とした1点」
だとしたらめっちゃ悔しくないですか?
少なくとも教えていた自分はめっちゃ悔しいです。
そんな「1点」で悔しい思いをしないためには、ただ問題を解くのではなく
「ミスをしないための意識」を持った「練習」が必要です。
今日も一日、テストに向けてできることを一つ一つやってきましょう。